FPハム子です。
今回は、CFP資格試験の受験勉強から本番まで使用したものを紹介します。
教材はCFPともなると選択肢がなく、FPK研修センターの受験対策通信講座の『通信基本テキストコース』を購入しました。
テキスト1冊、問題・解説集2冊、最新の過去問1冊の計4点セットコースです。
解説DVDコース、解説webコースもありますが、私の勉強方法がとにかくひたすら問題を解き解答の解説を読んで理解する、テキストにはまず目を通さないというやり方のため、12時間もある動画をじっくり観ることはまずないなと判断し、動画のないコースにしました。
実際、家に帰ってからわざわざパソコンを立ち上げるより、目の前の問題にさっさと取りかかるほうがエンジンがかかりやすいと思います。
前の記事に書いたとおり、事例演習と過去問題集をそれぞれ3周ずつ解き、そこに書いてある解説を理解するだけで試験対策には事足りました。
当然、このコースについている『CFP資格標準テキスト(日本FP協会発行)』も使わずじまい、新品同様のままです。
なお、付属の直近過去問は2019年6月試験のものだったので、2019年11月試験と2018年11月試験の分も書店で購入し、3回分の過去問を模試として使用しました。
ここから、基本テキストコースの教材内容を1点ずつ解説していきます。
なお、CFP資格標準テキストはパラ読み程度でほぼ未使用のため割愛します。
事例演習と重点ポイント
FPK研修センターの通信講座でしか購入できない問題・解説集です。
これだけの単品購入はできず、コースで購入する必要があります。
ネットで検索したところ評判が良かったことと、初めてのCFP受験にあたり複数の教材を試したいと考え、この事例演習目当てで『基本テキストコース』を購入しました。
この事例演習は1問ごとに懇切丁寧に解答が解説されており、改正等のポイントがまとまって記載されていたり巻末に補足資料がついていたりと、さながらテキストも兼ねた問題集です。
初めての受験や苦手科目であればこの事例演習が付いているコースで万全を期すのがおすすめですが、ただ試験に合格するというだけなら、恐らく次に挙げる過去問題集と試験問題集3回分が量的にも時間的にもちょうど良いし事足りると思います。
私は6月の試験が中止になり否応なしに時間の余裕が生まれたことで、事例演習と過去問題集をじっくり腰を据えて解くことができましたが、逆を言えば試験まで時間の余裕がない場合、どちらの問題集も中途半端になりかねないと感じました。
CFP受験対策精選過去問題集
市販のCFP教材といえばこれ一択はないでしょうか。
こちらは事例演習と違い、前半が問題パート、後半が解説パートに分かれています。
テキストは不要と言い切っていいくらい解説が詳細に書かれており、実際私もテキストは一切使わずこの過去問題集と事例演習で事足りました。
ただし、テキストの内容を網羅するだけあって相当に分厚いです。
問題を解きながら解説を見るにも適していません。
そのため、私は冊子を切断して問題パートと解説パートを分け、製本テープで背表紙を補強して使用しました。
CFP資格審査試験問題集
過去の試験問題は日本FP協会のページでダウンロード・印刷ができますが、解説は載っていないので解説目当てで購入しました。
1冊税込み770円ですが、合格のためなら安い経費だと思います。
実際にこの試験問題を解くときは、試験問題と同じ用紙サイズにして余白の使い方をシミュレーションしたかったため、ダウンロードした問題をA4サイズ両面印刷して使用しました。
ちなみに、試験問題3回分×3~4回ずつを両面印刷するとこのくらいの量になります。
基本テキストコースとは別に購入した本も1冊紹介します。
税務インデックス (令和2年度版)
事例演習と過去問題集は、各問題の解説は詳しいものの、『どこかのページで見たアレ』のような探し物をするには使いづらかったので、もっとシンプルに検索できるこの本を別途購入しました。
最新の改正に対応していることはもちろん、要点が図になってすっきり記載されている、譲渡所得の総合課税と分離課税・土地建物とそれ以外や株式の譲渡などゴチャゴチャになりやすい点が見やすく整理されている、個人事業主および法人の届け出関係の期限がまとめられている点が使いやすかったです。
所得税、法人税、消費税のほか、相続・贈与税も詳しく記載されているので、相続・事業承継のダブル受験にもおすすめかと思います。
電卓
計算問題が9割のタックスプランニングで使った電卓は『CASIO STUDY CAL AZ-245』、過去に電卓技能検定を受検するときに買ったもので、もう20年近く愛用しています。
ただ、この初代電卓はだいぶボロボロになっており、受験票に記載の「電卓は故障に備えて複数台持ち込み可、貸し出しは行わない」の文言に不安になったので、安心を買うつもりで2代目を購入しました。
こちらも同じくCASIO、サイズもキー配置もほとんど変わらないタイプです。
試験では相棒の初代を使用し、故障もなく無事に乗り越えられました。
使い慣れた相棒なので、これからも試験勉強のメインは初代にし、2代目はよそいきとして大切な箱入り娘にしようと思います笑
その他、実際の試験に持参したものは次のとおりです。
必要な持ち物を大きめのフセンに書き出し、受験票に貼り付けておきました。
ただ机に並べておくと入れ忘れそうだったので、前日に全てバッグに入れ、出かける前にバッグの中身とフセンを照らし合わせてチェック。
ここまで準備したという達成感が余裕に繋がり、落ち着いて受験に臨めたと思います。
・受験票
・免許証(本人確認書類)
・電卓(初代と2代目)
・シャープペンシル2本、シャーペンの芯、消しゴム2個
・鉛筆:CFP試験の解答はマークシートのため、計算過程に使うシャーペンとは別にマークシート用の鉛筆を2本用意しました。
・メガネ、メガネ拭き
・前髪をとめるヘアクリップ:私は前髪が長めなので、仕事中にも使用しているクリップを持参して邪魔にならないよう留めていました。
・腕時計:試験中は外して目に入るところに置いておきました。試験会場内は目に入る場所に時計がなかったため、持参して正解でした。
・マスク:サイズがキツくて耳が痛くなったり息苦しくならないよう、耳のゴムが柔らかく大きめのサイズを使用しました。
・大判ストール:防寒のひざかけとして。私はとても冷え性ですぐ膝や足首が寒さで痛くなるため使用しました。
・貼るタイプのカイロ:腰に貼っておきましたが、試験当日は快晴だったこともあり、正直これはいらなかったです笑
受験記①②を書いて11ヶ月間を振り返ってみて、ここまで時間とお金をかけてしっかり準備したことに我ながらよく頑張ったなと誇らしく思います。
次の課目の受験に向けての備忘も兼ね、これからCFP試験を受ける方に少しでも役に立てたらと思います。
明日12/16午前10時、いよいよ合格発表です。
自己採点では合格ラインに届いていますが、やはり結果を見て早く安心したいですね。