マムFPオフィス -MUM FP Office-

横浜市を中心に活動しているファイナンシャルプランナーです

損害保険募集人試験の傾向と対策

FPハム子です。

1/5に損害保険募集人の更新試験を受験し無事に合格しました。

損害保険募集人は5年ごとの更新制なので5年ぶりの受験は少し不安がありましたが、1課目のみ1問落としたものの他は満点でした。

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通常はテストセンターでの受験ですが、現在コロナ禍のため自宅や勤務先からオンライン受験ができる措置がとられており、お陰で自宅のパソコンを使って受験できました。

このオンライン試験は3月31日までの予定でしたが、コロナの感染拡大が止まらず緊急事態宣言が再度発令されたこともあり、6月30日まで延長されています。

ただし、オンライン受験の対象は更新試験のみで、初回の受験はテストセンターに行く必要があります。

今回はこの損害保険募集人試験の勉強方法について記事にしました。

 

 

一般課程試験の単位(課目)

基礎単位のほか自動車、火災、傷害疾病の3つの商品単位があります。

募集人になるには基礎単位の合格は必須で、他の3つの商品単位ついては取り扱う保険種目のみを選択することも可能です。

テストセンターで受験する場合、商品単位についてはテキストをパソコン上で閲覧できます。

 

一般課程試験の受験料

受験する単位数によって変わります。

  • 1単位(基礎のみ)1,900円
  • 2単位  3,500円
  • 3単位  3,700円
  • 4単位  3,900円

 

一般課程試験の問題数と制限時間

  • 基礎単位 50問40分間:1問あたり1分48秒
  • 商品単位 20問40分間:1問あたり2分

 

一般課程試験の合格基準

100点満点中70点が合格ラインです。割合は下記の通りです。

  • 基礎単位 50問中35問正解
  • 商品単位 20問中14問正解

 

問題の出題方式と傾向

出題は正誤の選択方式ですが、1問に3つの説明文があり正誤の組み合わせを選択するケースもあります。

問題文の傾向は下記の通りで、テキストの閲覧ができない基礎単位についてのみ解説します。

 

●次の用語の説明がシャッフルされて出題されるので、各用語の意味を区別しておくとよい

  ・『大数の法則』『収支相等の原則』『公平の原則』
  ・『契約者』『被保険者』『保険金受取人』
  ・『告知義務』と『通知義務』

『~に限る』『~はない』『いっさい』『必ず』など極端な文言がある問題の選択肢は誤と考えて良い

コンプライアンスを重視する業界だけあって、関連法令、保険料と保険契約の管理、禁止行為に関する問題が多い

自賠責、任意の自動車保険、火災、傷害疾病はまんべんなく出題される

地震保険の規定や地震保険料控除の所得控除金額も出題される

 

効率の良い試験勉強の方法

繰り返しになりますが、免許にすぎない試験の対策に時間をかけても勿体ないので、勉強というよりは『傾向を掴んで対策を取る』方法が効率が良くおすすめです。

各テキストには練習問題(基礎単位70問、商品単位50問)と模擬試験3回分(基礎単位50問、商品単位20問)が記載されています。

テキストをただ読んでもつまらない時間を過ごすだけなので、まずは練習問題に取りかかります。

知らないことを考えても答えは出ませんから、解答やテキストの該当ページを見ながら問題と解答の紐付けをしつつ問題の傾向を把握しましょう。

これで、練習問題を解くついでにテキスト通読ができました。

読んでいない箇所は試験にも出ないですし、合格ライン70点なら30点分落とせるのですからある程度の内容は捨て問と割り切ってよいでしょう。

あとは模擬試験で問題数のボリュームや時間配分の感覚を身につければ充分です。

基礎単位はテキストが閲覧できないものの、問われる内容はまさに基礎的なことで意地悪にひねった出題もないので、練習問題+模擬試験3回をこなせば合格に必要な知識は確実に身につきます。

商品単位はテキストが閲覧できますが、パソコン上での閲覧なのであまり使い勝手がよくありません。

それぞれたった20問の出題なので、事前に練習問題だけでも解いておくと本番もスムーズに勧められると思います。

 

私は今回の試験勉強では、基礎単位は練習問題と模擬試験3回分、商品単位は練習問題と模擬試験1回分を解きました。

勉強日数はお正月休みを利用して4,5日ダラダラとやっていましたが、時間に換算すると3,4時間程度です。

自宅のパソコンで受験しましたがテキストはかさばって邪魔なので参照せず、4つの試験にかかった時間は1時間ちょっとでした。

 

損保代理店試験の学習サイト

通常、受験に当たっては教育テキストを使用し学習しますが、そのテキストと同内容の問題を見られる学習サイトがあります。

URLと必要なIDは教育テキストに記載されています。

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講義動画のコンテンツもありyoutubeでの閲覧となっていますが、youtubeで検索してもヒットしないので、学習サイト経由でしか再生できないようです。

もっとも、上記の勉強方法で合格ラインに充分届く程度の難易度ですから、この講義動画は企業の研修などで使われているのではと思います。

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試験実施機関のプロメトリック社のページでCBT試験の体験版が公開されているので、初めて受験される方は雰囲気を掴んでおくとよいですね。

www10.prometric-jp.com

 

募集人試験の難易度について

私は生命保険会社→損害保険会社→損害保険の専業代理店と転職をしており、業界資格と呼ばれる生保・損保の資格は全て取得しています。

生損保ともにある一番上位の『大学課程』は少々難しいですが、募集人になるための『一般課程』は落ちることはまずないと言われています。

しかし、それは保険会社や大手の専業代理店(プロ代理店)で働いていて研修などで身につけられる知識が前提の話であって、賃貸不動産で家財の保険だけを扱うとか、自動車修理工場で自賠責自動車保険だけを扱うといったいわゆる兼業(副業)代理店のケースですと、まれに合格ラインに届かないこともあるようです。

仕事で扱う保険種目の商品単位ならともかく、基礎単位は問題数も多く範囲も幅広いので無理もないでしょう。

まして新卒の社会人ともなれば、業界経験もない訳ですから難易度は上がって当然です。

損保募集人は肩書きになるような資格ではなく業務上必要な免許の意味合いが強いですし、5年ごとの更新は免れず、出題傾向もそう変わりません。

無駄なく短時間で勉強し一回で合格して5年間安泰というほうが、よほど他の資格試験やメインの仕事に貴重な時間を費やせると思います。