マムFPオフィス -MUM FP Office-

横浜市を中心に活動しているファイナンシャルプランナーです

FPキャリアセミナーに参加しました

FPハム子です。


1/26(火)に虎ノ門タワーズオフィスにて、日本FP協会のイベント
『実務家を目指す人のためのFPキャリアセミナー』
が開催されました。
申し込み後に緊急事態宣言が発令されましたが、日中短時間の開催であるためか中止にはならず、講師2名の講演とトークセッションを聴くことができました。

 

 

 

虎ノ門タワーズオフィスについて

会場の虎ノ門タワーズオフィスは、虎ノ門駅虎ノ門ヒルズ駅からは名前に反してやや遠く、一番の最寄りは神谷町駅です。
ビルの地下1階エントランスが入り口で、地下1階は待ち合わせスペースとカフェ、喫煙所があり、BGMに自動演奏ピアノが設置してある広いフロアです。

 

上のフロアに行くエレベーターは乗って操作するのではなく、エレベーター手前にあるキーパッドに行き先を入力し、指定された号機に乗ると自動運転で行先階に行くシステムになっています。
複数人が同じフロアに行く場合でも一人ずつ行先を入力することで人数を振り分けているようで、奇しくもコロナ禍のソーシャルディスタンスに適応していました。

 

会場内は消毒と検温はもちろんのこと、部屋の入り口と出口を別々にし動線を一方通行にすることで、他の人との接触がないよう配慮されていました。
受付も、今までは印刷した受講票の提出だったものがスマホ画面のQRコードの読み取りに変更され、入室から着席までスムーズに流れるようになっていました。
席の間隔も離れており、飲食、私語、名刺交換は控えるようアナウンスもありました。

 

講演① 近藤喜隆氏

淡々かつ一定のペースの語り口で、抑揚のない話し方が好きな私にはとても聴きやすい講演でした。
ご自身の経歴については私情を挟まずに実務に一貫してお話され、その実務をどう積み上げて独立に至ったか、時系列で分かりやすく説明されています。
現在のFP業務は相談・講師・執筆をされているそうで、それらを実務家として目指す目的で参加した受講者に対し、必要な準備やツールを詳しく解説してくださいました。
配布されたプレゼン資料も、記載内容は最小限かつ要点のみ、講演でお話される内容はこの資料に沿っており、聴く側としてはメモが取りやすかったです。
TACで講師をされているそうなので、ぜひ講義も拝聴してみたいと感じました。
※個人的な印象ですが、ファミコンマルサの女に出てくる主人公の部下の男性『よしのくん』に似てるなと思いました。

 

講演② 一色徹太氏

講演はご自分の私的な話が中心でFP実務の枠を超えている印象が強いですが、プレゼン資料の内容は非常に詳しく参考になる点が多いです。
ご自身は東京でCFPが少ない北区赤羽で開業されたとのことで、そこでのセールスポイントや失敗談を挙げており、これから起業するFPにとっては場所は違えど有益な情報になりそうです。

 

講師陣のトークセッション

コロナ禍のため質疑応答はなく、講師お二人がそれぞれ協会からの質問に答えるだけの形式でした。
時間的にも10分弱しかなく駆け足だったので、内容は箇条書きメモにしていました。

  • ウィズコロナ時代における活動はオンライン中心のため資料に力を入れるべき
  • 独立準備にあたっては、FPは初期投資が少なく済むため、2本3本の柱を持って同時進行するとよい
  • ネットワーク作りはFP協会の支部活動やスタディグループで行うと仕事を振ってもらえる、地元の法人会も同様

 

参加者特典:FP活動事例ヒアリング調査ダイジェスト版

2019年4月発行の冊子で、FPとして独立したAFP、CFP11名の資格取得~独立と現状を取材したものです。

 

年代、性別、独立年数は様々ですが、掲載11名のうち約半数の5名が60代男性でした。
独立年数は浅めで、定年後や早期退職後に第二の人生としてFP業を行う60代が多く取り上げられており、これが今までのスタンダードだったことが伺えます。
取材記事の内容も、60代FPが『若い人より年の功がある』と言いながらも『自分に分からない難しいことは他のFPに頼んでいる』と言っており、『Wライセンスも必要なくCFPだけで知識は十分』という意識で、年金生活を土台にしたセカンドライフとしてのFPが高齢者の認識なのだなと感じました。

 

なお、独立年数が一番長い20年のFPは50代の女性で、1990年代に30代で独立されたとのこと、女性が一人で定職を持ち長く続けていくのが難しい時代に独立までされたのは大変な努力だったと思います。

 

独立年数が次に長いのは17年・15年・13年で全て40代の男性、他には独立10年の30代男性もいました。
現役世代である30代40代は、これから定年はあれどリタイアという段階が人生になく年金生活も破綻が目に見えているため、先を見越して早々と独立するという考えが今後のスタンダードになると感じました。
独立の経緯も、税理士事務所からの独立、自己研鑽によるFP資格取得からの独立、学生時代から起業を目指した結果の独立など、リタイアという段階を踏まず人生の基盤としてFP資格を活かそうとしていることが伺えます。
現役世代には第二の人生というステージもない分、退職金や年金という収入ではなく資格を一生の土台にして、相談・講師・執筆といった複数の柱で自分の人生を支えることになるでしょう。

 

最後に:FPにとってのセミナーの意義

日本FP協会のセミナーは、現在はコロナ禍で他の参加者との交流は持てないとはいえ、沢山のFPが参加している中で一緒に学べるという機会自体がとても励みになります。
まだ参加したことのないFPフォーラムも、横の繋がりを作れるという点で魅力を感じていますが、昨年はコロナの影響で中止が相次いだため、今後の開催に期待したいです。
また、今回の実務家向けセミナーは、3/12に講師を変えて若手向けと銘打って再度開催されます。
まだ先の予定は不透明ですが、時間が取れそうなら私も再度参加したいと考えています。
参加者特典で配布される『FP活動事例ヒアリング調査ダイジェスト版』も、独立や起業に留まらず資格取得にも有益な内容なので、ぜひ多くの人に読んでいただきたいです。

 

 


今回ひとつだけ残念だったのは、年配の男性受講者が受付付近の係員に『トイレ!どこ?』と大声でわめき入り口を逆行して他の受講者を強行突破して行ったこと、セミナー終了後も我先にとエレベーターに向かい、一人ずつのキーパッド操作を守らずに既に人が乗っているエレベーターに乗り込んで行ったことです。
他の参加者がいくら会場の規律を守ってもこういう人がたった一人いることでリスクは高まりますし、同じ資格を持ち同じ目的で参加したセミナーでこういう行いをされるのは同じFPとしてマナーのなさに恥ずかしくなりました。
日本FP協会のセミナーは何度か参加していますがこういう人に遭遇したのは初めてだったので、今後はもうこういったタイプの人がいないことを祈るばかりです笑