マムFPオフィス -MUM FP Office-

横浜市を中心に活動しているファイナンシャルプランナーです

通信制大学の学費と諸費用の内訳

FPハム子です。


私は2011年にFP技能士3級、2012年に2級を取得しましたが、試験勉強で最も痛感したことは自分自身の世間知らずさと一般常識のなさでした。

 


資格を取ることで広がった世界をもっと学びたいと思い、働きながら自分で学費を捻出して、2012年に自由が丘産能短期大学 通信教育課程に入学し2014年に卒業、2018年に産業能率大学 通信教育課程に3年次編入し2020年に卒業しました。
仕事をしながら平日の隙間時間や休日に勉強し、スクーリングや科目修得試験に土日を費やすこともしばしばでしたが、受けた講義の科目に留まらずビジネスパーソンとして学びを得られたことや、後述する学生会活動で生涯学習の仲間が得られたことは、私の人生で一番の収穫だと思っています。
また、学生会活動に力を入れたことが功を奏してか、大学から入学案内の取材依頼を受けて動画やパンフレットに載せていただき、これがもとで日本FP協会の情報誌『FPジャーナル』にも掲載していだたきました。

 

 

私が産能を選んだ理由


2012年に通信制大学を検討した際、色々な大学の資料を取り寄せて学費や難易度、学部を比較しました。
最終的には通信に特化している産能と放送大学の二択となり、選んだのは自由が丘産能短期大学でした。
理由は、

  • 働きながら学費を捻出して4年通い続ける自信がなく、まずは短大を2年で卒業することを目標にした
  • 学費の仕組みがシンプルで予算が立てやすかった
  • 入試や面接がなく書類手続きだけで入学可能だった
  • スクーリングの開催が多く、独学で単位を落としてもスクーリングが保険になると思った

などです。
放送大学は何が悪いということはなく、産能ほどのメリットが感じられなかったため候補から外した次第です。

 

入学から卒業までにかかった金額


私の短大在学時の2012年は消費税5%の時代で、2021年の今とは物価などもだいぶ違うことが前提です。

学費については今現在の金額を記載しています。
 

①学費として納入する固定費用

  • 入試、受験費用:なし。選考はなく郵送またはネットで出願可能。
  • 入学金:短大・大学それぞれ30,000円、ただし産能短大を卒業後に産業能率大学3年次に編入する場合は大学の入学金は免除される。
  • 授業料:短大・大学とも1年間200,000円、半年ごとに100,000円ずつ納入する。テキスト代、スクーリング費用、課目習得試験代込み。試験が不合格で再試験を受けても追加の試験代は不要。課目を追加履修する場合は1単位ごとに5,000円かかるが、これもテキスト、試験代込み。
  • 奨学金、学費ローン制度あり。教育訓練給付金は対象外。

 

他の大学では授業料にテキスト代、スクーリング費用、課目習得試験代は含まれていないことが多く、試験に落ちた場合は再試験代がかかります。
その点では、学費が固定している産能は卒業までの不安要素が減りハードルが低いといえます。
ただ、今は産能の他にも学費が一定で学びやすい通信制大学が増えたので、産能が一概に安いとは言えません。
固定費用が安いにこしたことはありませんが、その学費だけで卒業要件を満たせるか、他にかかる費用は何かを事前によく調べることが大切です。

 

②在学中にかかる諸費用

  • スクーリング、科目修得試験の交通費:関東圏の学生は主に自由が丘キャンパスがスクーリング会場になる。科目修得試験は各都道府県に受験会場あり。コロナ禍の今はweb授業、web試験が主流とのこと。
  • スクーリング時の食費:キャンパス周辺には外食店舗なし、かつてあった学食は2012年で廃止に。キャンパス内にある菓子パンやカップ麺の自販機か、最寄りのコンビニかキッチンカー販売しか選択肢がないので、ランチは500円程度で済ませられる。お弁当を持参する学生も多い。なお、朝食については自由が丘駅ファーストキッチンエクセルシオールカフェ等があり、そこで済ませてから登校していた。
  • 宿泊費:スクーリングが金土日3日間の頃、指定ホテルで学割があったため2泊3日で利用したことがある。大井町駅のホテルで一泊5,000円朝食付きだったと記憶している。現在のスクーリングは土日2日間に短縮されたが、そのかわり拘束時間が長くなったため、自宅が遠く移動時間がかかる場合はホテルに泊まったほうがコンディションが良いと思う。言うまでもなく地方からの遠征の場合は宿泊を余儀なくされる。
  • スクーリング課目で指定される持ち物:文具、ノートのほか、資料作成に使う雑誌などが指定されることがある。
  • 参考図書:配本されるテキストだけでも科目修得試験に落ちることはないが、学習意欲によってはシラバスに指定された参考図書を購入することも。
  • 学生会費:任意で入会するサークルのようなもの。入会金無料~1,000円程度、年会費はなし。イベント参加費は非会員の場合は徴収しているもよう。
  • その他:飲み会などの交際費や、リポート提出用の郵便切手代。なお、文科省認定の通信教育はハガキ・封書ともに切手代15円で済む。仮に年間10通のリポートを4年間出したとしても切手代総額は600円。

 

産能は卒業に当たってゼミと卒論は任意ですが、他の大学では必須のところもあります。
そうなると当然諸費用もかかってきますので、単位以外に必要な卒業要件もよく調べて検討するとよいでしょう。

 

③卒業にかかる諸費用

  • 卒業式の着付けヘアセット代:短大の卒業式の際、着物の着付けは自分でできたのでヘアセットのみ美容室に依頼。5,000円程度だったかと。大学の卒業式はコロナの影響で中止となり費用はかからず。男性の卒業生は皆スーツを着用していた。
  • 交友会費10,000円:短大・大学卒業時に大学へ振込む必要があり、お布施と呼ばれている。この見返りとしてか、卒業祝いに大学からは大学名入りボールペン、校友会からは大学ロゴ入り名刺入れが進呈される。校友会は永久会員となり、卒業後に在住の都道府県支部からイベント等のお知らせが届く。ただし現在はコロナ禍のためどこも活動できていないもよう。

 

 在学4年間でかかった費用の総額

短大の在学は相当前のためスクーリングや試験の回数は定かではありませんが、記憶の限りでかかった費用を合計すると95万円ほどでした。

あくまで学費だけならもっと少ない大学もありますが、諸費用は個々人でブレが大きく、平均いくらと一概には言えません。

95万もあれば資格スクールに通うこともできる額ですから、学びたいことや取りたい資格などゴールを明確にして、貴重なお金を目標達成のために使って欲しいと思います。

 


最後に、産業能率大学を卒業するメリットを挙げます。

  • 産能大学院の入学金265,000円が免除される
  • 大学院の入試は学内推薦を受けられれば筆記試験が免除される
  • 大学院の税務マネジメントコースは税理士試験の科目免除あり

 

産能の特色は、通信に特化していること、税理士やFPなど資格試験に沿ったコースがあることで、社会人の自己研鑽に向いている校風です。
社会人が仕事をしながら大学に入るにあたって目的は様々あると思いますから、学びたい学部やコースを選ぶことはもちろん、学びやすい環境や卒業率も踏まえて色々な大学を検討するのが良いと思います。