マムFPオフィス -MUM FP Office-

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自賠責の解約手続き 郵送受付が始まります(東京海上日動)

FPハム子です。
東京海上日動火災保険自賠責解約手続きの郵送受付を2/16から開始します。
自賠責の解約は通常、保険会社営業店での店頭手続きまたはカスタマーセンターやサポートデスクへの問い合わせ手続きが必要ですが、コロナ禍の長期化を鑑みて本制度を開始するようです。

 

私は以前他の保険会社の営業店で働いており、自賠責手続きの店頭対応経験があります。
これを元にして解約手続きの流れを解説します。
また、自動車を買取店に下取りした場合の自賠責の取扱いについても説明します。

 

 

郵送による自賠責解約手続きの流れ

東京海上日動の『自賠責保険の契約を解約する』ページから、自賠責保険承認請求書と自賠責サポートセンター送付用専用封筒をダウンロード・印刷します。

https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/contractor/jibaiseki/cancell.html

※2/16午前10時から郵送手続きの案内が反映されます

 

自賠責保険承認請求書に必要事項を記入します。

 

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※現行の手書き請求書の見本です。東京海上の郵送手続き書類ではありません。

  • 保険契約者(譲渡人)欄:契約者の住所氏名を記入のうえ捺印します。転居や改姓がある場合は新しいものを記入し、用紙中部にある『異動』『②住所氏名変更』に○をつけ、こちらにも新住所・新氏名を記入します。これにより保険会社が異動と解約の処理を行います。
  • 返還保険料受取方法欄:返還保険料の振込先口座を記入します。口座名義人はフリガナと漢字の両方記入が必要ですが、記入漏れが多い項目ですのでご注意ください。

 

③下記の必要書類一式を専用封筒に入れます。提出もれは不備になり再送が必要ですので要注意です。

f:id:cfp2023:20210214210216j:plain自賠責保険証明書を紛失している場合は、再交付申請書兼紛失届を記入・提出する

(上記ページ内にファイルリンクあり)

  • 自賠責保険承認請求書(②で記入したもの)
  • 自動車の廃車等が確認できる書類の写し(下の表からいずれか1つ)

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  • 免許証などの本人確認書類の写し
  • 保険標章(原付の場合。ナンバープレートに貼ってあるステッカーのこと)

 

専用封筒は料金受取人払いなので切手は不要ですが、印刷したものを自分で切り取りし、山折り・谷折りのうえのりしろで貼り付けるという工作チックなものになっていますので、不器用な人はちょっと苦労するかもしれません。また、複数契約を解約する場合は1つの封筒にまとめることはできず、1契約ごとに1封筒に封入する必要があります。

 

④専用封筒をポストへ投函し保険会社へ提出します。

 

⑤保険会社が受付し、不備がなければ解約手続きが完了します。返還保険料がある場合はその金額が記載された案内が郵送されてきます。自賠責の返還保険料は月割計算です。

 

自動車を買取店に下取りした場合の自賠責の取扱い

自動車販売店などの代理店では自賠責の加入はできますが、解約手続きはできません。
そのため、買取店では自賠責保険料を返還する代わりに、自賠責の残り期間分ごと自動車を下取りし、その残り期間分の保険料を含めて査定額を計算します。
正確には保険料ではなく、残り期間が何ヶ月あるかによって点数が定められており、3ヶ月以上で点数が付き査定額に反映されます。
つまり、残り期間が1ヶ月・2ヶ月の場合は加点がなく、査定額に反映されません。
ですから、自動車を買取店に下取りに出す際に自賠責の残り期間が3ヶ月を切っていたら、面倒でも契約者自身で保険会社に対し自賠責の解約手続きを行うほうが、1,2ヶ月分の保険料は手元に戻ることになります。
金額としては数百円~千円程度ですが、何かほかの足しにできるのであれば無駄な手間ではないと思います。


下取りに自賠責の残り期間が含まれるのは、下取りした車を購入する次のオーナーに対して、名義変更をした自賠責保険込みで自動車を販売するからです。
自賠責は車にかかる保険ですから、自動車の販売・買取は保険込みで行われているということです。

そのため、下取りではなく廃車にする場合は保険の対象物がなくなるということですから、買取店での手続きであっても保険料はきちんと還付されます。

 

任意保険の解約手続きは契約者が忘れずに行う

任意保険については、契約した代理店でない限り自動車買取店は関与しないため、契約者自身での解約手続きが必要です。
廃車や譲渡の証明書は不要ですが、最短の解約日が申し出日となるため、廃車・譲渡の日がそれ以前だったとしても遡及の解約はできません。
任意保険の返還保険料も月割計算ですから、廃車・譲渡の日が決まったら早めに代理店や保険会社に申し出ておきましょう。