マムFPオフィス -MUM FP Office-

横浜市を中心に活動しているファイナンシャルプランナーです

Clubhouseを使ってみて② タダより高いものはない

FPハム子です。

先日地震が起きたとき、私はClubhouseで好きな税理士さんが立てたルームでトークを聴いていましたが、福島や宮城の方が地震直後に実況中継のようなルームを立てたので、そちらに移動して現地の状況を知ることができました。

 

fphamster.hatenablog.jp

 

 

私の普段のClubhouseの使い方は、FP、税理士、投資家、ライターなどのお仕事の方を主にフォローして、その方たちが立てるルームを聴くという形です。

時間的には、会社出勤日は行き帰りの通勤電車内や昼休み、会社から帰宅して入浴や食事が終わった後、在宅勤務日は面白そうなルームを適当に選んで随時といった感じです。

ルームのトーク内容としては、FPの方が平日の決まった時間にテーマを決めて30分ほど講義をしたり、税理士の方が確定申告や税務調査のあるあるを対談したり、投資家の方が銘柄の選び方の質問などに答えたり、ライターの方が自己紹介の書き方をレクチャーしたり、等があります。

私もClubhouseの自己紹介はフリーランスのFPと名乗っているので、同業系のルームに入るとフォローしてもらえたりスピーカーに引き上げていただけたりします。

そのフォロワーさんから他の面白いルームに呼んでもらえたり、ルームが立つ際に通知が来たりするので、人との繋がりはそれなりに形成され継続していきます。

 

他にも私が昔からファンであるミュージシャンをフォローしており、毎日のようにルームを立ててお話されているのですが、私はその頻度と時間帯に早くもClubhouse疲れを感じてしまいました。

Clubhouseは音声SNSですから、要はSNS疲れですね。

私が疲弊した原因やTwitterで見かけたツイートをもとにして、Clubhouseのデメリットを挙げてみます。

 

  • 自己管理ができなくなる:私達一般人といわゆる芸能人と呼ばれる人達は生活リズムもスタイルも違います。彼らがルームを立てる時間帯は基本的に夜遅く、トーク終わりも深夜まで及ぶことが多いです。芸能人のルームに居ることで高揚感を得てしまうタイプの人は、生活や仕事に支障が出たとしても自らルームから抜けるのは難しいでしょう。
  • 無料の対価として時間を奪われる:Clubhouseは無料アプリで今のところ課金もありません。ことミーハーなタイプの人は、タダで芸能人と接点が持てる、もしかしたら会話もできるかもという一縷の望みに縋ってしまい、昼夜を問わずルームをチェックしてしまうようです。お風呂に入れない、トイレに行けない、ご飯が作れない、宿題・課題・勉強ができない、寝なきゃいけないのに、といった明らかな支障が出ているのは、まさにタダより高いものはないという言葉そのものの状態です。
  • 身を守る術がない:ClubhouseのフォローシステムはTwitterと同様で、見知らぬ人からフォローされてもfacebookのような申請→承認の段階がありません。フォロワーから外すという項目もないので、怪しそうな人からフォローされてしまったらブロックするしかないのです。Clubhouseは本名での登録がルールなので、この予期せぬフォローやブロックによりトラブルが発生した場合はTwitterより危険性が高いです。なお、SNSに限らずですが、こういった人間関係のトラブルを警察に相談したとしても民事不介入を盾に自業自得とされて何もしてもらえません。
  • スピ系、感謝系、スゴイ人系に弱い人は取り込まれる:Clubhouseで上がってくるルームを見ていると様々なテーマがあります。中でも多いのが、引き寄せ・神様・潜在意識・宇宙・ヒーリング・波動といったスピリチュアル系、出会いやご縁に感謝系、○○して成功したスゴイ人と話す・繋がる系です。誰もが普遍的に当てはまるようなふわっとした話に安心したり、聞き心地のよい言葉をかけられて問題解決した気になったり、それこそ芸能人やお金持ちなどの分かりやすい『スゴイ人』と繋がるだけで自分の自己評価まで上がってしまうタイプの人は、こういったルームに入ってトークを聴きたい、不安をなくしたいという欲求を持つのでしょう。問題はそこからです。上記のようにClubhouseは無料なうえに誰でもフォローし放題な訳ですから、ルームがカモホイホイの役割を果たします。聞き心地のよい言葉で気持ち良くなってしまうタイプがホイホイにかかれば、そこから先の勧誘も簡単です。繰り返しですが、タダより高いものはないのです。

 

私は今のところFPとしてClubhouseを使用して、FP6分野に関連する話題のルームしか聴いていません。

ファンとしてフォローしているミュージシャンはルームを立てているのを見るだけでも満足ですし、同じファンの友人が後でルームの様子を教えてくれるので、自分の時間を割いて聴くのはよほど余裕のある時だけか、同ファンの夫が聴きたがった時だけになるかなと思います。

変な勧誘をされそうなルームについては、そういう系統に引っかかって痛々しいことになった人を今まで何人も見てきましたし、身内が警察だったこともありこの系統の犯罪被害もよく聞いているので、私は絶対にホイホイされないと断言できます笑

 

FPとして今回の記事をまとめると、無料で使えるものに必要以上に時間を浪費しないこと、無料の対価は何か見極めること、この2点です。

Clubhouseのルームは生活スタイルの違う他人が立てるものですから、他人の都合に合わせるばかりでは自分の生活に支障が出て当然です。

無理のない範囲で使うことはもちろん、タイミングが合わないルームは切り捨てる選択も必要です。

ルームで得られる情報を受け止める自分自身の自己管理をしてこそ、得た情報を有意義に活かせると思います。