FPハム子です。
うちで飼っていたジャンガリアンハムスターが、8/18に老衰で亡くなりました。
享年2歳4カ月、人間で言えば92歳くらいの大往生でした。
昨年の5月に腫瘍ができたり、その後も何度か体調を崩したりしたものの、最後まで食事以外の介護は必要とせずに天寿を全うしました。
昨晩に火葬を終え、今は小さな骨壺で眠っています。
コロナ禍によるステイホームをきっかけにして、ペットを飼う人が増えたそうです。
きっかけは何であれ、家族として迎え入れたペットを最期まで幸せいっぱいにして送り出すのが人間の務めと考えています。
そのためには、時間をかけるのはもちろん、ごはんや生活環境、医療費などでお金もかかることを念頭に置かなければなりません。
ハムスターは、飼うにあたってそれほど広いスペースを必要とせず、ケージ等も小さいので比較的安価で揃えられ、寿命も短いことから、手間もお金もかからないといった謳い文句を耳にすることもあります。
しかし、うちの子のシニア期は毎週病院に通ったり食事の介助をしたり、インスタで見る他のハム飼いさんも歩けなくなった子のトイレの介助をするなどしているので、手間もお金もかからないと言うには当てはまらない気がします。
どんなに短い寿命でも生きるスピードが違うだけで、ハムスターも人間と同じようにケガや病気をし、老化し、時には介護も必要とします。
ハムスターに限らず、手間もお金もできる限りかけることが家族となる子の一生を預かるうえで必要不可欠なことです。
そのためには、その動物の生涯にかかるお金がいくらなのかを知っておくことも大切です。
生き物なので個体差がありますが、うちの子にかかったお金は次の通りでした。
- ケージ、ハウス、ホイール、外出用キャリーなど:10,000円
- パネルヒーター、保温電球:7,000円
- 床材、トイレ砂:15,000円
- ごはん代:40,000円
- 動物病院代:60,000円(急患時のタクシー代含む)
- 葬儀代:16,500円
- 献花、お線香、水入れ、写真立てなど:1,500円
- これから作る位牌:平均8,000円前後
ジャンガリアンハムスター2歳4カ月の生涯費用:158,000円
床材は、ウッドタイプだとうちの子にはアレルギー反応があったので、紙タイプのものを使っていました。
シニア期のごはんは、動物病院で紹介された犬猫用のペーストをあげていました。
ハムスターは寒さに弱く、特に冬は冬眠させてしまうとそのまま目覚めないという危険もあるので、2種類のヒーターを併用していました。
シニア期には特に寒がりになり、保温電球は亡くなる8月までずっと付けっぱなしにしていました。
葬儀は『ペットセレモニーWAVY』さんを利用しました。
亡くなった日に電話をし、翌々日の夜9時に葬儀と火葬を行いました。
深夜まで及んだにも関わらず、お清めや読経供養など丁寧にしていただき、後悔のないお別れをすることができて感謝しています。
ペット位牌は実に沢山の種類があるので、入れる写真も選びながら考えようと思います。
うちで飼っていた子は、最初の1年くらいは健康そのもので、病院も健康診断で1度行っただけでした。
しかし、1歳1か月で腫瘍が見つかり、そこから1カ月間ほど通院治療をしました。
いわゆる上皮内がんのような内蔵に達していない腫瘍だったので、糸で縛って壊死させる+抗生物質注射の治療で完治しましたが、場合によっては手術が必要なこともあります。
手術代は、腫瘍切除だと5万~、難しいものになると10万円かかるようです。
腫瘍が取れた後しばらくは小康状態を保っていたものの、1歳半ごろから食欲や体重が落ちたり毛並みが悪くなるなど徐々に老化が進み、月1回~週1回の定期的な通院を続けていました。
亡くなる前の2週間くらいは心配で目が離せず、食事を自分で摂らなかったので数時間置きに強制給餌を行なっていました。
この間、まとまった睡眠時間があまりとれませんでしたが、それはハムスター自身も同じなので一緒に頑張れていました。
そして、うちのハムスターはハムスターらしからぬ甘えんぼで、人の手の上や膝の上で寝るのが大好きだったので、家にいるときはできる限り抱っこしてあげていました。
亡くなる時も手の上で抱っこして送り出すことができ、苦しまずに眠るような最期だったので、最期まで幸せにしてあげられたと思っています。
ハムスターとの思い出はインスタでも綴っています。