マムFPオフィス 菊地季美子です。
昨年10月から歯肉炎の治療をしている箇所の歯根が割れてしまいました。
左下奥から2番目の歯で、昔神経を抜いて金属のかぶせ物(クラウン)+土台(コア)を入れているところです。
神経を抜いてしまうと栄養が行き届かず、枯れ木状態になるので、脆く割れやすくなるようです。
歯根は二股になっているのですが、割れたのは2本のうち片方だけでした。
とはいえ、ほっといても治りませんし、隙間から炎症を起こすことになるので、歯を抜くことになりました。
治療の選択肢は2つ、ブリッジとインプラントです。
先生からは、
- 割れてない方の根っこを残して割れた部分だけ抜いて、ブリッジにする
- 歯をまるごと抜いてインプラントにする
このような説明を受けました。
インプラントは、保険適用外なことや特有のトラブル、大掛かりな施術を考えるとどうも気が進まず、もしやるなら公的保険・民間保険がもう少し整ってからがいいなと思っていました。
しかし、ブリッジのメリデメもよく知らないので、素人考えでは判断できません。
なので、歯科衛生士の友人に、どちらがおすすめできるか聞いてみました。
結論としては「迷わずブリッジ」とのこと。
ブリッジのデメリットは両隣の歯を削る点、3本の歯が運命共同体になる点ですが、今回の場合は
「割れてない方の歯根を残して半分抜歯する=ヘミセクション(分割抜歯)」
という方法が使えるので、削るのは片方の歯だけで済むことになります。
連結するのも3本ではなく2本で済むので、嚙む力の負荷やブラッシングのリスクも少ないです。
<ヘミセクションの解説 参考サイト>
インプラントは周りの歯を削らなくていい点はメリットですが、デメリットのほうが大きいようです。
- 歯槽骨という歯を支えてる骨に直接穴を開けるので向き不向きがある
- 抜歯することで歯を支えるクッションの役割をする歯根膜がなくなり、噛み応えが弱くなる
- インプラントを治療した歯科医院で今後もメンテナンスを続ける必要がある
- 技術と金額の差があり過ぎる
プロ目線でブリッジとインプラントそれぞれのメリデメを聞いたこと、友人本人もブリッジを入れており問題がないことを聞き、私もブリッジを選択することにしました。
片方だけでも残せる歯根は大事にした方が良いとアドバイスをもらい、インプラントで丸ごと抜いて数十万払うより、自分の歯を半分残していい素材のブリッジにするほうが費用対効果は高いと考えました。
それに、1本まるごとではなく割れている半分だけの抜歯で済むのは少し気が楽ですからね。
次回予約は来週なので、先生に上記を伝えて治療を進めたいと思います。